森と電車と水族館
10歳の娘がキャンプへ行った。自宅の最寄駅から電車に乗り、1時間ほどかけて少年自然の家へ。一泊して電車で帰ってくる予定だったが、翌日のお昼過ぎに少年自然の家から電話がかかってきた。「娘さん、水族館でお小遣いを全部使っちゃ…
10歳の娘がキャンプへ行った。自宅の最寄駅から電車に乗り、1時間ほどかけて少年自然の家へ。一泊して電車で帰ってくる予定だったが、翌日のお昼過ぎに少年自然の家から電話がかかってきた。「娘さん、水族館でお小遣いを全部使っちゃ…
最近のわたしはというと、とにかくダメ人間の一途をたどっている。仕事では失敗続き、信頼はガタ落ち、「あいつはもう無いわ」と噂されているという話が本人の耳にまで届く始末。全て事実なのだから、身から出た錆である。 誰に対しても…
移転オープンして話題になっている、石川県立図書館。百万石ビブリオバウムという愛称も、すこしずつ定着してきた。駐車場が混んでいるらしいとか、人が多いらしいとか理由をつけて、なんとなくミーハー心に対抗して足が遠のいていたが、…
どうして自分はこんなにポンコツなんだろう、ああもう消えてしまいたい、逃げ出したい、と自己嫌悪に苛まれた初夏の夕方だった。 やらなきゃいけないことはたくさんある。けれどそのタスクたちの前に、どうせの森の木々たちが鬱蒼と生い…